「CR天才バカボン4~決断の瞬間~」開発者インタビュー
皆さん、こんにちは。
今回の開発者インタビューは、ついに発売されたDaiichi期待の最新作「CR天才バカボン4~決断の瞬間~」です。
本機はどんな思いを込めて作られたのか。開発者に詳しいお話を聞いてきました!
写真左から
Nさん(画像企画)
・入社歴: 20年
・過去に関わった機種: CRトム&ジェリー/はねものUFO/CRピンクレディー2
・好きな機種: CR銭形平次/CR戦国無双/羽根もの全般
・趣味: パチンコ
Yさん(パチンコ企画)
・入社歴: 7年
・過去に関わった機種: なし
・好きな機種: ラブリーレミ
・趣味: パチンコ・パチスロ
・特記事項: お嫁さん募集中
Fさん(パチンコ企画)
・入社歴: 8年
・過去に関わった機種: イヤミのここで一発/CRスーパーダイナマイトキング/CRゴリ神
・好きな機種: CRアラビアンラッシュ/CR遠山の金さん2/CRリング2
・趣味: アカペラのライブ鑑賞
――この機種を開発するにあたり心掛けた事は?
F ズバリ「わかりやすさ」です。バカボンをご遊技いただくプレイヤー様の年齢層は幅広いですから、どの層の方でも納得できるわかりやすさを意識して開発しました。
N 本機を開発する際、パチンコのバカボンファンや原作ファンの方々に聞き取りを実施したのですが、やはり皆さまからは「初代バカボンが楽しかった!」という声が多く挙がりました。ですので、初代バカボンの良い所を可能な限り継承しつつ、新しい要素を入れ込むよう努めました。
――業界初の「選べるボーナスについて」
F 本機の開発が始まった際、バカボンというDaiichiのヒットコンテンツだからこそ何か新しいチャレンジをしたいと思ったんです。「選べるボーナス」というアイデアは前から開発内で出ていたので、「よし、バカボンで使ってみよう!」という話になりました。
――こだわった点は?
N 自分は映像を担当していて、今作では完全オリジナルの要素がたくさんあるんです。ストーリーリーチのアニメも当時のスタッフで描き起こしていますし、メルヘンや激画のキャラクターについてもかなり冒険しましたね(笑)。
従来は当社が作成したデータを版元さんに確認してもらうという流れだったんですが、今回はアイデア段階からフジオ・プロさんやぴえろさんと協力して、何か面白いモノを作りましょうという方向で一緒に頑張ってきました。
――Yさんは企画に異動されて初の担当機種だと聞きましたが
Y そうですね。でも実は途中までは他機種の開発を担当していたんです。
N バカボンを開発する上でバカな演出を考える事ができるのはYしかいない!と確信して、他のチームからバカボンに引き抜いたんです(笑)。
Y 自分は主に予告演出を担当しまして、会話予告などでも思わずクスッと笑ってしまう内容を盛り込んだので、注目して見てくれると嬉しいですね。
――印象に残っている出来事はありますか?
F 今回、とにかくバカな事を考えようというコンセプトで、社内の一室を「バカ部屋」と称し、そこにこもりひたすらバカなアイデアを出していました。今思えば、大学のサークルみたいなノリで楽しかったなぁ。
Y 連カモについてお二人(FとN)が熱くバトルしているのを自分は遠い目で見ていました。連カモはカルガモかマガモかどっちにするかって内容でしたよね(笑)
N 最終的にはマガモになりました!(笑)
――バカ部屋の成果は?
Y リーチ演出中にもバカな要素はたくさん詰められています。ウナ獣リーチの時に、バカボンが岩と一緒に恐竜の方向へパパを放り投げるシーンがあるんですが、その時のパパの表情が最高なんです(笑)
F 所々に「なんでやねん!」って言いたくなるような演出があるよね。
お蔵入りしたハジメちゃん
――開発する上で苦労した点はどこでしょうか?
F 苦労かどうかは微妙ですが、バカな要素を詰め込んだからこそミスに気付けない事がありました。例を挙げると、背景にある駄菓子屋の看板の「駄」の字が「馬太」ではなく「馬犬」になっていたんです。でも、バカボンだけにわざと間違っているとか、他の担当者もそういう深読みをしてしまって。結局、最後のデバッグで漢字が違うと指摘されて発覚しました。
Y わざとボケている箇所もたくさんあるので、デバッグ担当にとっては何が正解で何がミスなのか判断が難しい機種だったと思いますね。バカボンだけに間違っていてもある意味正解ですしね(笑)
開発当初の盤面案
――ここだけのマル秘情報とかはありますか?
N れを公開するするのは初めてなんですが、本官銃撃リーチとレレレ斬撃リーチは基本的に交互に出現するという法則があります。その法則が崩れた時に信頼度がもの凄く上がります。他にもそういった法則がいろいろ隠されているので探してみると楽しいですよ。
Y あとは開発者すら忘れてしまっている位の予告なんですが、変動開始時に枠がビカビカって光る予告がありまして、信頼度はかなり高くなっています。ただ、効果音も鳴りませんし普通に打っていると全然気付かないので、知る人ぞ知る予告になっています。
しのやまきしんくん
――最後に、プレイヤーの皆さまへ向けてメッセージをお願いします。
N 自身が純粋に打ちたいと思えるパチンコ台に仕上げる事ができたと思っています。騙されたと思ってまずは一度打っていただければ嬉しいですね!
F 今作からの新機能「選べるボーナス」は、改良を重ね今後の新機種にも搭載していきたいと考えていますので、ぜひご期待ください!
Y お嫁さんを募集しておりますので、ぜひよろしくお願いします!
お蔵入りしたカツラパパ
天才バカボンが題材の機種なだけに、終始笑いの絶えない賑やかなインタビューとなりました。本日はお忙しい中、どうもありがとうございました!
©赤塚不二夫/ぴえろ